災害に遭遇するのは自宅でだけとは限りません。外出先で被災した際の準備もしておきましょう。
南海トラフ級の災害が発生すると、すべての交通機関が数週間に渡ってストップすることが想定されます。勤務先など外出先で被災したら、まずは自宅を目指して行動する人が多いでしょうが、当然 徒歩での移動になります。
移動にはコンパクトな防災用品が最適
外出先での被災を想定して防災用品を携帯するなら、コンパクトなものに限ります。
急な雨に備えて小さな折りたたみ傘をバッグに入れている人も多いのではないでしょうか。防災用品もそれと同じ考え方で、持ち運びが負担にならないものを選ぶことが大切です。
夜間の移動に備えて
災害が夜間に発生したら、一番大切なものは照明器具です。普段の生活でネオンや街路灯など明るい夜に慣れていると、真っ暗な世界は想像を絶するものになります。満月の夜でもない限り、数メートル先の足元さえ見えなくなると思ってください。
スマートフォンのライトは暗く1台では光量が不十分です。連絡用にバッテリーは残しておきたいので、別の照明器具を準備しておきましょう。
- フラッシュライト
- アクモキャンドル
・フラッシュライト
高輝度の懐中電灯です。一時避難、二次避難所への移動を考えると、4~5時間は連続使用できるものが必要です。夜間の移動には、広範囲を照らす明かりよりも、行きたい方向をピンポイントで照らせる明かりのほうが安全です。
小さすぎるものは暗がりで紛失してしまうと探すのが大変ですから、長さは15センチくらいあったほうが見つけやすく安心です。
充電が切れてしまったときのために、乾電池でもうt変える機種ならベストです。
・アクモキャンドル
屋内での移動や避難所での照明として、わずかな水分があれば発光するアクアキャンドルが便利です。1日1mlの水分(水・ジュース・お酒など)があれば1週間も光り続けてくれます。保存期間も10年と高寿命なので、バッグに入れっぱなしにしておいても問題ありません。
外出先での非常食
外出先からの自宅までの帰路で心配なのが水と食料です。移動中に食料などを配布している避難所を見つけられればいいのですが、大勢の人が集まる場所では入手できるか心配な面があります。
原則は、自分の身は自分で守るです。
- 一般的な栄養補助
・一般的な栄養補助
コンビニなどでも買うことができる一般的な栄養補助食品も、非常食として立派に役立ちます。普段からドラッグストアで買っているものは6カ月以上の賞味期限があるので、食べたら買い足すを繰り返せば、外出先での非常食としては十分ではないでしょうか。