地震が発生したときの行動をシーン別に解説します。
シーン別地震発生時の行動
地震は時間と場所を選ばず発生します。地震発生時の行動を屋内・屋外にわけて解説します。
屋内で地震が発生した際の行動
発生直後の行動
・揺れを感じたり、スマホやテレビで緊急地震速報を受信した場合は、自身の安全を最優先に行動します。
・頑丈なテーブルの下などの、物が落ちたり、倒れたり、移動したりしない空間に、頭を守りながら避難し、揺れが収まるまで待ちます。
・ビルの10階以上では揺れが数十秒から数分におよぶこともありますが、揺れが収まるまでは安全な場所を動かないでください。
地震の揺れが収まった後の行動
- 安全を確認する
- 避難経路を確認
- 非常用具の確認
- 情報収集
- 周囲の人の安全を確認
安全を確認する
倒れた家具や物がないか、または天井が崩れていないかなど、身の回りの安全を確認します。ガスコンロを使用中だった場合は、この時点で火を止めます。
避難経路を確認
避難が必要な場合は、安全で確実な経路を選び避難します。非常階段や避難口を利用するときは、混乱を避けるために冷静かつ速やかに行動します。
非常用具の確認
緊急時に必要なもの、フラッシュライト、スマートフォン、応急手当用具などを持ち運べるようにしておきます。
情報収集
テレビやラジオ、インターネットなどを通じて、地元の状況や災害情報を確認し、防災無線が流れていれば指示に従います。
周囲の人の安全を確認
安否確認や助けが必要な人がいれば、できるだけ早く救急に連絡を取り援助します。
屋外で地震が発生した際の行動
- 安全な場所への移動
- 落下物に注意
- 交通量に気を付ける
- 公共の避難場所を利用
- 地盤が不安定な場所を避ける
安全な場所への移動
建物や電柱、樹木、塀などの倒れる危険のある場所から遠ざかり、広場や開けた空間などの安全な場所へ迅速に移動します。
落下物に注意
建物や看板、樹木などから落下する可能性のある物に注意を払います。また高層ビルからはガラスの落下が予想されるので、近くを通らないようにして安全な地点に移動します。
交通量に気を付ける
道路上では、急な停止や混乱に注意しながら歩行します。
公共の避難場所を利用
駅や公園など、指定された公共の避難場所があれば、それを利用して安全を確保します。
地盤が不安定な場所を避ける
斜面や河川敷、海岸など地盤が不安定な場所は避け、安定した地面を選んで行動します。
まとめ
突然の地震に慌てないよう、普段から持ち出し品の準備、ハザードマップの確認をしておき、あわてないで行動できるように家族と相談しておきましょう。