大雨のときは原則として「不要不急の外出(運転)を控える」ことが最も重要ですが、やむを得ず運転する場合や、運転中に大雨に見舞われた際は、以下の点に十分注意してください。
危険な場所・道路に近づかない
アンダーパスや立体交差の低所を避ける
高架下やすり鉢状の道路(アンダーパス)などは、短時間で一気に冠水しやすいため絶対に進入しないでください。
潅水を見逃す危険
夜間はヘッドライトの反射によって、潅水した道路と濡れた道路の見分けができないことがあります。周囲に車が走っているときはタイヤを見ることで潅水状況を確認できますが、車が走っていないときは特に注意が必要です。
冠水した道路は絶対に走らない
車はわずか30cm程度の浸水でもエンジン停止や走行不能になることがあります。また、水面下では道路の側溝やマンホールのフタが外れているのが見えないため、脱輪の危険があります。
河川や崖・山側の道路を避ける
河川の氾濫や、土砂崩れ・落石に巻き込まれる恐れがあるため、川沿いや山道、崖のそばの走行は避けてください。
視界・スリップ対策と慎重な運転
スピードを落とし、車間距離を長く取る
路面が濡れると滑りやすくなり(ハイドロプレーニング現象など)、制動距離が長くなります。
「3つの急」を避ける
急発進・急ブレーキ・急ハンドルは厳禁です。追い越しや無理な進路変更は、視界不良やスリップの原因になるため控えてください。
無理のないタイミングで運転を中断する
ワイパーを最速にしても前が見えにくいほど雨が激しくなった場合は、道路の冠水や追突を防ぐため、パーキングエリアや安全な商業施設の駐車場などに車を止めて雨がおさまるのを待ちましょう。
万が一の際(水没・閉じ込め)の備えと対応
「緊急脱出用ハンマー」を常備する
浸水によって電気が遮断されたり水圧がかかると、パワーウィンドウやドアが開かなくなります。すぐに手が届く場所に脱出用ハンマーを備えておきましょう。
ドアが開かない場合の脱出方法
万が一車内に水が入ってきた場合、車内外の水位の差が小さくなるとドアにかかる水圧が下がり、開きやすくなります。そのタイミングを見計らってドアを押し開けて脱出します。
まとめ
災害級の大雨のなかでの車の移動は、ご自身の命を危険にさらすだけでなく、立ち往生によって救助活動の妨げになることもあります。気象情報や自治体からの避難情報こまめに確認し、安全な場所で過ごすことを最優先に行動してください。

