ロープワークの基礎ともいえる、もやい結びです。今回はより強力な結び方を紹介します。1ステップ追加するだけで、驚くほど強力なもやい結びができます。
1.向こうに倒して輪っかを作る。この向きが覚えづらいので、「向こうに池を作る」で覚える。
2.上からロープの端をくぐらせる。「池に飛び込む」と覚える。
3.ロープの上にかける。「丘に上がる」と覚える。
4.下から輪っかをくぐらせる。「池の中から顔を出す」と覚える。
5.ロープを引っ張って形を整えれば、もやい結びの完成。
ここまで出来れば、もやい結びは完成なのですが、このままでは急に強い力がかかったときに結び目が変形して、最悪ほどけてしまうことがあります。
結び目がほどけないように、末端処理をしましょう。
6.ロープの端を輪っかの下にくぐらせて
7.下の結び目に通す。
8.形を整えて引っ張る
この1ステップだけで結び目が強化され、ほどけにくくなります。
本格的な登山などで人命救助をするケースでは、もう1ステップ末端処理をしますが、我々が覚える必要はありません。
ちなみにこんな感じですが、パラコードは人命救助には使えませんので、レスキュー専門の人にまかせてください。