避難所で備蓄されている食料は、大人向けばかりです。小さい赤ちゃんがいる家庭では離乳食も
準備しておきましょう。
離乳食の備蓄は忘れがち
非常食のことを考える際に見落としがちなのが小さい子どものことです。過去の災害でも食料の支援はほとんどが大人向けだったそうです。
政府でも災害時における乳幼児に対する支援ガイドは作られていますが、原則は自分たちの身は自分で守る考えが大切です。
離乳食を選ぶポイント
乳幼児の防災食を選ぶ際には、次の基準を考えることが重要です。乳幼児は特に栄養のバランスが重要なので、慎重に選ぶ必要があります。
栄養バランス: 防災食は、乳幼児に必要な栄養素をバランスよく含むものを選ぶことが重要です。特に、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどが適切な割合で含まれていることを確認しましょう。
保存期間: 防災食は長期保存が可能なものが一般的ですが、それでも定期的に保存期間を確認し、新しいものに交換する必要があります。
無添加・低アレルギー性: 乳幼児はアレルギー反応が起こりやすい時期です。したがって、添加物が少なく、アレルギーを引き起こしにくい食品を選びましょう。
食材の原産地・製造過程: 食材の原産地や製造過程に注意を払いましょう。衛生的な環境で生産され、厳格な品質管理がされている食品を選ぶことが重要です。
調理の手間と必要な水量: 災害時には調理が難しい状況が予想されます。簡単に調理できるものや、少ない水で調理できるものを選ぶと良いでしょう。
持ち運びやすさ: 防災時には避難が必要な場合があります。持ち運びが容易で、軽量であることが重要です。
医師の指示に基づく選択: 特に乳幼児がアレルギーや特定の健康状態に対応するためには、医師の指示に基づいて選択することが大切です。
これらの基準を考慮して、乳幼児の発育段階や特定の健康状態に合った防災食を用意することが重要です。災害時の備えとして、必要な食材や用品を確認し、常に最新のものに更新することも忘れないようにしましょう。
避難時に抱っこする必要がある子どもがいる家庭では、持ち出し袋に入れられる総重量が少なくなってしまいます。
持ち出し袋は5キロの重さに耐えられることが求められていますが、離乳食が必要な日数を考えると多くても4~5日分になるのではないでしょうか。
そうなると容器の重さが軽い非常食を準備しておいたほうがよさそうですね。
また多くの避難所では、アレルギーを考えた備蓄もされていないので、その点も注意しておいてください、
離乳食の種類
5カ月から7カ月
7カ月から9カ月
9カ月から12カ月