パラコードで物干しロープを張ってみましょう。ハンガーや小物を吊るすためのループも説明しますから、アウトドアでも使えます。
アウトドアやキャンプでも使える物干しロープワーク
今回作るのは下図のようなロープワークです。端の方にハンガーが風で動かないようループも作ります。
物干しロープはピーンと張る必要があるので、片方は固定しておき、もう片方は張る強さを調節できるようにします。
今回は3つのステップで進めていきます。
- ハンガー用ループを作る
- 固定部分のロープワーク
- 張度調整のロープワーク
パラコードについては関連記事で詳しく紹介しています。
ハンガー用ループを作る
最初に作るのはハンガー用ループです。キャンプなどではランタンやコッヘルなどを吊るすこともできます。
[1]ロープを折り曲げます。今回は下に15センチほど折り曲げています。
[2]ロープの下部分を上に持ち上げます。
[3]できた2つの輪っかを重ねます。どちらが上でもかまいません。
[4]上に飛び出した部分を向こう側から下の輪っかにくぐらせます。
[5]そのまま下に引っ張って形を整えます。
[1]から[4]を繰り返して、必要な数のループを作っておきます。
固定部分のロープワーク
状況によって使い分けられるように、2種類の方法を紹介しておきます。
- エイトノット
- アンカーヒッチ
・エイトノット
結び目が8の字なのでこう呼ばれています。慣れてくれば2秒くらいで作れるようになります。
[1]適当な長さでロープを折り曲げます。今回は30センチくらいです。
[2]小さな円を作るように回して・・・
[3]輪っかの下から折り返します。
[4]輪っかをくぐらせて引っ張ります。
[5]棒などに引っ掛けます。
※エイトノットは立木のようなものには使えません。お互いの素材によっては、使用中に滑って上下にずれてしまうことがあります。
・アンカーヒッチ
アンカーとは船のイカリのことで、船を港に固定する結び方です。簡単で強度の強いロープワークです。
[1]ロープを木に2回巻きつけます。
[2]ロープの先端を下からくぐらせます。
[3]ここで一旦ロープをきつく縛ります。
[4]ロープの先端をロープの。下から回してきて・・・
[5]できた輪っかにロープの先端を入れます。
[6]きつく縛れば完成です。
※対象物に2重に巻きつけているので、滑りにくいロープワークです。